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永住申請の審査中に40歳になり、ポイントが80点を下回る場合は不許可になる?

作成者: FESO|Mar 11, 2026 3:19:33 AM

 質問内容)

① 申請種別: 永住許可申請(高度専門職ポイント80点以上の特例利用)

② 相談種別: 審査期間中のポイント減少(年齢加点)の影響

③ 状況概要: 現在39歳、高度専門職ポイント80点で永住申請を検討しています(または申請中)。過去1年間は確実に80点を維持していますが、審査には1年程度かかると聞いています。審査の途中で40歳を迎えると年齢ポイントが減り、合計が80点を下回ってしまいます。

④ 質問事項: 審査中に40歳になり、ポイントが「80点」を維持できなくなった場合、永住申請は不許可になってしまうのでしょうか?

 

行政書士からの回答)

ご相談ありがとうございます。高度専門職ポイントを利用した永住申請において、年齢によるポイント変動は非常に多くの方が直面する不安要素ですね。

結論から申し上げますと、「申請時点」および「基準となる時点(1年前)」で80点を満たしていれば、審査の途中で年齢によりポイントが下がったとしても、それだけの理由で不許可になることは原則としてありません。

 

1. 審査の「基準日」はいつか?

高度専門職ポイントによる永住申請では、以下の「2つの時点」でポイントを満たしていることが条件となります。

  • 時点A: 永住許可申請を行う「申請日」の時点
  • 時点B: 申請日の「1年前(80点の場合)」または「3年前(70点の場合)」の時点

審査官は、「申請を行ったその日」において要件を満たしていたかを判断します。審査には1半年〜2年程度(東京入管2026.03)かかるのが一般的ですが、審査期間中に誕生日を迎えてポイントが減ることは「加齢という不可抗力」であり、申請時の適格性を否定するものではないという考え方が実務上の通例です。

 

2. 「転職」によるポイントダウンとの違い

ご質問にある「転職時の空白期間」を避けるべきという話は、今回の年齢による変動とは性質が異なります。

  • 転職の場合: 離職から次の就職までに期間が開くと、「高度な活動を継続して行っている」という実績が途切れてしまいます。また、新しい会社での年収が下がってポイントを維持できなくなると、「申請内容の前提条件」が変わったとみなされ、不許可リスクが高まります。
  • 年齢の場合: 申請時に39歳で80点あれば、その時点での資格は確定しています。審査中に40歳になっても、申請時の事実(39歳であったこと)は変わりません。

 

3. 申請にあたっての注意点

ただし、以下の点には留意が必要です。

  • 申請のタイミング: 40歳になる直前に駆け込みで申請する場合、書類に不備があって「受理」が誕生日後になってしまうと、計算の基準が40歳(ポイント減)になってしまいます。余裕を持って申請受理まで済ませることが重要です。
  • 他の項目の維持: 年齢ポイントが減ることは許容されても、「年収」が審査中に大幅に下がるなどの変化があると、生計維持能力の観点から厳しくチェックされます。

 

4. 行政書士からのメッセージ

「審査中に年を取ったらどうしよう」と不安になる必要はありません。入管側も、審査に時間がかかっている間に申請者が年を取ることは当然想定しています。

大切なのは、「申請日の時点で80点あることを、疎明資料(証明書類)で完璧に立証できているか」です。もし現在80点ちょうどであれば、他の項目(年収や資格など)で万が一計算の相違を指摘された場合に備え、ポイントを補強できる別の項目がないか再点検しておくことをお勧めします。

 

※ 本記事は2026年3月時点の情報に基づいて作成されています。最新の情報は出入国在留管理庁のウェブサイト等でご確認ください。