①相談種別:在留資格
②申請種別:家族滞在
③状況概要: 質問者はフランス国籍の30歳の男性、アレックス・デュポンと申します。現在「技術・人文知識・国際業務」の就労ビザで日本のIT企業に勤務しています。フランス共和国で法的に認められている同性のパートナー(フランス国籍の28歳の男性、ジャン・ミラー)がおり、日本に呼び寄せて一緒に生活したいと考えています。
④質問内容: フランス共和国で法的に認められている私の同性パートナーは、日本で家族滞在ビザの対象となりうるでしょうか?どのような書類を準備すれば良いか、また、認められない場合の他の選択肢があれば教えてください。
アレックスさん、フランスで法的に認められた同性パートナー、ジャンさんとの日本での生活をご希望とのですね。お問い合わせいただいた件について、以下にご回答いたします。
同性パートナーの家族滞在ビザについて
結論から申し上げますと、現時点の日本の入国管理法においては、フランスで法的に認められた同性パートナーシップは、家族滞在ビザの対象となる「配偶者」とは認められていません。
日本の入国管理法における「配偶者」とは、法律上の婚姻関係にある異性の夫婦を指すものと解釈されています。したがって、残念ながら、ジャンさんはアレックスさんの家族滞在ビザの対象とはなりません。
準備すべき書類について
上記のとおり、現行法では家族滞在ビザの対象とならないため、同ビザの申請に必要な書類を準備しても、許可される可能性は極めて低いと言わざるを得ません。
ただし、今後の法改正や、個別の状況によっては例外的な措置が取られる可能性も完全に否定できるわけではありません。もし申請を試みるのであれば、一般的な家族滞在ビザの申請書類に加えて、以下の書類を提出し、お二人の関係性を具体的に示すことが考えられます。
認められない場合の他の選択肢
家族滞在ビザが認められない場合、現時点では以下の選択肢が考えられますが、いずれもハードルが高い可能性があります。
重要なアドバイス
現状では、アレックスさんの同性パートナーであるジャンさんが家族滞在ビザを取得することは難しい状況ですが、他の可能性についても専門家と相談しながら検討していくことが重要です。