帰化FAQ

お問い合わせいただきありがとうございます。イギリス生まれで二重国籍をお持ちのレイチェル・アン・ジョンストンさんの国籍と名字について、ご説明いたします。

レイチェル・アンさんは現在、出生によりイギリス国籍と日本国籍の両方を有している状態です。日本の国籍法では、二重国籍者は一定の期限までにどちらかの国籍を選択する義務があります。

レイチェル・アンさんがイギリス国籍を離脱する場合、それは日本国籍を選択するための一環の手続きと位置づけられます。改めて日本の国籍を取得する「帰化」とは手続きや要件が異なります。

国籍選択の手続き

レイチェル・アンさんが日本国籍を選択するための主な手続きは以下のいずれかになります。

1. 日本の国籍を選択する旨の宣言（国籍法第14条）：
   
   • これは、二重国籍者が日本国籍を選択し、外国籍を放棄する意思を法務大臣に表明する手続きです。
   • 原則として、20歳に達するまでに行う必要がありますが、レイチェル・アンさんは12歳程度ですので、この手続きを行うことになります。
   • 手続きは、日本国内の市区町村役場または法務局・地方法務局で行います。
   • 必要書類としては、国籍選択届、レイチェル・アンさんの出生証明書、お母様（田中チカさん）の戸籍謄本、お父様の国籍を証明する書類（離婚証明書など）、レイチェル・アンさんのパスポートなどが考えられます。詳細は手続きを行う窓口にご確認ください。

1. 外国国籍の離脱の証明書の提出（国籍法第16条）：
   
   • これは、外国籍を離脱したことを証明する書面を法務大臣に提出する手続きです。
   • イギリス国籍の離脱手続きは、イギリスの法律に基づいて行う必要があります。手続きや必要書類については、駐日英国大使館または本国の関係機関にお問い合わせください。
   • イギリス国籍を離脱後、その証明書を日本の法務局・地方法務局に提出することで、日本国籍の選択となります。
     

イギリス国籍離脱に伴う名字の変更手続き

レイチェル・アンさんの名字（姓）の変更については、国籍選択の手続きとは別途の手続きが必要となる可能性があります。

レイチェル・アンさんの現在の日本の戸籍上の名字がどのようになっているかによって、必要な手続きが変わります。

• 国籍選択の期限: 日本の国籍法では、二重国籍者は20歳に達するまでにどちらかの国籍を選択する義務があります。レイチェル・アンさんの場合、まだ時間的な余裕がありますが、日本へ引っ越し後、速やかに手続きを進めることをお勧めします。
• イギリス国籍の離脱手続き: イギリス国籍の離脱には、イギリス側の手続きが必要となります。これには時間がかかる場合もありますので、早めに情報収集を開始することが重要です。
• 氏の変更許可の申し立て: 家庭裁判所での手続きには、申立書や添付書類の準備、審理期間などが必要となります。早めに準備を始めることをお勧めします。
• 必要書類の確認: 国籍選択および氏の変更の手続きに必要な書類は、手続きを行う窓口や、レイチェル・アンさんの状況によって異なる場合があります。必ず事前に、手続きを行う市区町村役場または家庭裁判所、法務局・地方法務局に確認してください。
  

レイチェル・アンさんの日本での新しい生活がスムーズにできるよう、国籍選択と名字の変更の手続きを適切に進めてください。ご不明な点があれば、お早めに専門機関にご相談いただくことをお勧めいたします。