① 相談種別: 就労ビザ(留学からの切り替え)
② 申請種別: 在留資格変更許可申請
③ 状況概要: 人事担当の中島と申します。今春、新卒として韓国人留学生を採用しました。2月16日に入管へ「技術・人文知識・国際業務(技人国)」への変更申請を提出し、受理されましたが、2か月以上経過した現在も結果が届きません。
4月上旬に電話で問い合わせた際は「審査中」との回答で、不足資料も「現時点ではない」と言われました。しかし、そこからさらに2週間以上が経過。4月の入社予定日を過ぎてしまい、本人も「このまま不許可になるのでは」と非常に不安がっています。
④ 質問内容: 標準審査期間(1〜2か月)を超えていますが、ただ待つしか方法はないのでしょうか?行政書士に相談することで、審査を早めたり状況を打開したりすることは可能ですか?
中島様、新入社員の受け入れ準備でお忙しい中、ビザが届かない状況は本当にもどかしく、ご不安かと思います。特に4月入社を予定していた場合、業務計画にも影響が出ていることとお察しします。
結論から申し上げますと、2月中旬の申請であれば、4月下旬現在「審査中」であることは珍しいケースではありませんが、一定の対策と状況整理が必要です。
「技人国」の標準処理期間は1か月〜3か月とされており、特に2月〜4月は入管の最繁忙期です。
実務上、電話での問い合わせ以上の「催促」を入管に行うことは難しいのが現実です。しかし、以下の点を確認してください。
「行政書士が電話をすれば審査が早くなる」ということはありませんが、プロに相談することで以下の解決策が見つかる場合があります。
1.就労は「許可後」まで厳禁: 焦るあまり「研修」と称して実務をさせてしまうと、資格外活動違反(不法就労助長)になり、会社も本人も取り返しのつかないダメージを受けます。必ず在留カードの書き換えが終わるまで待機させてください。
2.本人へのフォロー: 「韓国の友人はもう許可が出たのに」と比較して落ち込んでいる可能性があります。入管の審査は「個別の案件」であり、同時期に申請しても結果の前後があるのは普通であることを伝えてあげてください。
3.週明けの再確認: もしゴールデンウィーク直前まで届かない場合は、再度入管の担当部門に「入社式も過ぎており、本人の生活維持の観点からも状況を教えてほしい」と、丁寧かつ切実なトーンで状況を伺ってみるのも一つの手です。
中島様、2月16日の受理であれば、早ければ数日内、遅くとも5月上旬には結果が出る可能性が極めて高いです。
「追加資料なし」で「審査中」というのは、書類が審査官の手元にあり、最終的なGOサインを待っている状態だと思われます。行政書士ができるのは「審査のスピードアップ」ではなく、「不許可リスクの再評価と、万が一の際の次の一手の準備」です。
まずは、提出書類の控えをお手元に準備し、専門家と一緒に「審査が長引く要素」が本当になかったかを一度棚卸ししてみることをお勧めします。
※ 本記事は2026年4月下旬時点の情報に基づいて作成されています。入管の混雑状況は年度により変動するため、最新の公示情報を併せてご確認ください。