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家族愛で繋ぐ日本滞在!永住者の姉が無職の妹を短期ビザで呼ぶ際の注意点

作成者: FESO|May 7, 2025 10:38:34 AM
 

 

 質問内容)

① 相談種別: 在留資格
② 申請種別: 短期滞在
③ 案件概要: 日本に永住許可を持つ中国人女性、李花です。中国に住む私の妹(李梅)が、私の家族に会いに日本へ短期滞在したいと考えています。
④ 質問:
私は日本に永住許可を持っている中国人女性、李花です。中国に住む私の妹(李梅)が、私の家族(夫と子供)に会いに、1ヶ月ほど日本へ短期滞在したいと考えています。妹は現在無職で、渡航費用と滞在費用は私が負担する予定です。このような場合、妹は短期滞在ビザを取得できるでしょうか?また、申請にあたってどのような点に注意すべきでしょうか?

 

 回答)

李花様、妹さんの日本への短期滞在をご希望とのこと、承知いたしました。妹さんの短期滞在ビザ申請について、以下にご説明いたします。

妹さんが日本に短期滞在するためのビザ申請は可能です。親族訪問を目的とした短期滞在ビザは、一般的に認められています。ただし、申請にあたってはいくつかの重要な点に注意する必要があります。

短期滞在ビザ申請のポイント

  • 滞在目的の明確性: 妹さんの日本への渡航目的は、李花さんの家族に会うための親族訪問であることを明確にする必要があります。観光や他の目的が含まれる場合は、その旨も正確に伝える必要があります。
  • 滞在期間: 短期滞在ビザの滞在期間は、通常15日、30日、90日のいずれかで決定されます。妹さんの希望する滞在期間(1ヶ月程度)に合わせて申請する必要があります。
  • 滞在費用の支弁能力: 妹さんご本人が無職とのことですので、日本での滞在費用を誰がどのように負担するのかを明確にする必要があります。李花さんが負担する場合は、その経済力を証明する書類(収入証明書、預金残高証明書など)を提出する必要があります。
  • 帰国意思の明確性: 短期滞在ビザは、あくまで一時的な滞在を許可するものです。妹さんが必ず日本での滞在期間終了後に中国へ帰国する意思があることを示す必要があります。
  • 申請書類の正確性: 申請書や添付書類は、すべて正確に記載し、不備のないように準備する必要があります。

申請に必要な書類(一般的なもの)

妹さんが中国で準備する必要がある書類の例:

  • 査証申請書: 日本国大使館または総領事館のウェブサイトからダウンロードできます。
  • パスポート: 有効期間が十分に残っているもの。
  • 写真: 指定の規格を満たしたもの。
  • 親族関係を証明する書類: 李花さんと妹さんの関係を証明する親族関係公証書など。
  • 渡航費用および滞在費用を証明する書類:
    • 李花さんが費用を負担する場合は、李花さんの収入証明書、預金残高証明書、在留カードのコピーなど。
    • 妹さんご自身に預貯金がある場合は、その証明書。
  • 帰国意思を示す書類: 航空券の予約確認書(往復)、在職証明書(もしあれば)、財産証明書(中国での生活基盤を示すもの)など。
  • 日本側の身元保証人(李花さん)が準備する書類の例:
    • 身元保証書
    • 住民票
    • 在職証明書または収入証明書
    • 納税証明書
    • 預金残高証明書
    • 招へい理由書(なぜ妹を日本に招へいするのか、具体的な目的や経緯などを記載)
    • 滞在予定表(日本での滞在スケジュール)
    • 関係を証明する書類(親族関係公証書など)のコピー

重要な留意点

  • 書類の原本と翻訳: 中国語で作成された書類には、日本語の翻訳を添付する必要がある場合があります。
  • 日本国大使館・総領事館の指示: 申請する日本国大使館または総領事館によって、必要書類や手続きが異なる場合がありますので、必ず事前に確認してください。
  • 審査期間: 短期滞在ビザの審査には時間がかかる場合がありますので、余裕をもって申請手続きを行うようにしてください。
  • 不許可となる可能性: 必要な書類が不足していたり、帰国意思が十分に示されないと判断された場合などには、ビザが不許可となる可能性もあります。

妹さんの短期滞在ビザ申請がスムーズに進むよう、李花さんがしっかりと書類を準備し、妹さんと連携して申請を行うことが重要です。ご不明な点があれば、最寄りの日本国大使館・総領事館または専門の行政書士にご相談ください。