質問内容)
①相談種別:定住ビザの在留期間更新許可申請
②申請種別:在留期間更新許可申請
③状況概要: こんにちは。私はブラジル国籍のアレサンドラです。定住者の在留期間更新許可申請を行い、許可されたのですが、在留期間が3年から1年に短縮されました。申請人の配偶者は日系3世ブラジル人(定住者)です。同居していないことが原因かと思っています。旦那は住所もブラジルに移し、基本的にはブラジルで暮らしています。
④質問: 定住ビザの更新で在留期間が短縮された場合、どのような理由が考えられますか?また、今後の対応について教えてください。
回答)
アレサンドラさん、定住ビザの更新許可おめでとうございます。しかし、在留期間が短縮されたとのこと、ご心配ですね。
定住ビザの在留期間が更新時に短縮される場合、いくつかの理由が考えられます。アレサンドラさんが推測されているように、配偶者と同居していないことが大きな要因である可能性が高いです。
定住ビザの在留期間が短縮される理由
定住ビザは、日本に長期にわたり居住することが認められる在留資格ですが、その在留期間は、個々の状況に応じて入国管理局が判断します。更新時に在留期間が短縮される場合、以下のような理由が考えられます。
- 配偶者との同居の状況:
- 定住ビザが、配偶者との関係性を理由に許可されている場合(例えば、日本人の配偶者、定住者の配偶者など)、同居していないという事実は、在留の必要性を疑われる重要な要素となります。
- 入国管理局は、夫婦としての実態があるかどうかを厳しく審査します。別居している場合、その理由や期間、今後の同居の見込みなどが考慮されます。
- 経済状況:
- 申請者の収入や資産が不安定であると判断された場合、在留期間が短縮されることがあります。
- 素行:
- 過去に法律違反や交通違反などがある場合も、在留期間に影響することがあります。
- その他:
- 入国管理局が、申請者の在留状況に何らかの懸念を抱いた場合、在留期間が短縮されることがあります。
アレサンドラさんのケース
アレサンドラさんの場合、配偶者が日系3世のブラジル人(定住者)であるとのことですので、配偶者との同居の状況が、今回の在留期間短縮の主な理由である可能性が高いと考えられます。
今後の対応
- 理由の確認:
- まず、入国管理局から交付された更新許可通知書に、在留期間が短縮された理由が記載されているかどうかを確認してください。
- 記載がない場合は、管轄の入国管理局に直接問い合わせて、理由を確認することをお勧めします。
- 同居の解消:
- もし、別居が一時的なもので、今後同居する予定がある場合は、具体的な同居の時期や計画を入国管理局に説明する必要があります。
- 同居を再開した場合は、その事実を証明する書類(例えば、新しい住所での住民票など)を準備し、次回の更新申請時に提出することが重要です。
- 別居の理由の説明:
- もし、別居が長期にわたる場合や、解消の見込みがない場合は、その理由を明確かつ詳細に説明する必要があります。
- やむを得ない事情がある場合は、それを証明する書類(例えば、介護が必要な親族がいることの証明書など)を提出することが重要です。
- 安定した生活基盤の証明:
- 収入や資産が安定していることを証明する書類(例えば、収入証明書、預金通帳のコピーなど)を準備し、次回の更新申請時に提出することが重要です。
- 専門家への相談:
- ご自身の状況や今後の対応について不安がある場合は、私たちのような行政書士や弁護士などの専門家にご相談いただくことをお勧めします。
重要な注意点
- 定住ビザは、許可された根拠となる事実を重要視し、さらにその状態の継続性も非常に重要となってきます。
- さらに定住ビザは、日本で安定した生活を送るための生活力などの経済的状況も重要な審査対象となる在留資格です。入国管理局は、その安定性を確認するために、様々な要素を考慮します。
- 配偶者との同居の状況は、特に重要な要素の一つです。
- 在留期間が短縮された場合は、その理由を明確にし、今後の対応を検討することが大切です。
アレサンドラさんの状況を詳しくお伺いし、適切なアドバイスをさせていただきます。お気軽にご相談ください。