念願の永住ビザを手にされた皆様、本当におめでとうございます!在留期間の心配がなくなり、日本での生活に一段と安心感が生まれたことでしょう。
この記事では、永住ビザを取得することで、これまでお持ちの在留資格と比べて何が変わるのか、日本国民と比べてどのような権利と義務を持つのか、そして永住者の在留カードには有効期間があるのかなど、気になる点を詳しく解説します。
永住ビザを取得することで、最も大きく変わるのは「在留期間」と「活動の制限」です。
永住ビザを持つ外国人は、日本において以下のような権利を持つことになります。
ただし、選挙権と被選挙権については、日本国民のみに認められている権利であり、永住者にはありません。
永住者も、日本社会の一員として、以下の義務を負います。
これらの義務を怠ると、永住ビザが取り消される可能性もありますので、注意が必要です。
永住者の在留カードには、有効期間があります。在留カード自体の有効期間は、交付の日から七年です。
ただし、この有効期間は、あくまで在留カードの券面の有効期間であり、永住者としての在留資格そのものに有効期限はありません。
在留カードの有効期間が満了する前に、更新の手続きを行う必要があります。更新の手続きは、有効期間満了日の二か月前から行うことができます。
更新の手続きは、ご本人が地方出入国在留管理局に出頭して行うのが原則ですが、オンラインでの申請が可能な場合もあります。
在留カードの更新を怠ると、罰則の対象となる可能性がありますので、忘れずに手続きを行いましょう。
永住ビザを取得することで、在留期間の制限がなくなり、就労も自由にできるようになるなど、日本での生活基盤は大きく安定します。権利の面では、日本国民とほぼ同様の社会保障や教育を受ける権利などが保障されますが、選挙権と被選挙権はありません。
一方で、日本の法律を守る、納税の義務を果たすなど、日本社会の一員としての義務も負います。
また、永住者の在留カードには七年の有効期間があり、期間満了前に更新手続きが必要であることを覚えておきましょう。
永住権は、日本での安定した生活を送るための大切な権利です。その権利を維持するためにも、日本の法律やルールを守り、必要な手続きをきちんと行うように心がけてください。