
日本の大学や専門学校で学びたいという夢を抱き、留学ビザの取得を目指している皆さん、こんにちは!留学は、言葉の力を伸ばすだけでなく、違う文化を理解し、自分の成長につながる大切な経験になるでしょう。しかし、ビザの申し込みの準備から日本での生活まで、いくつか注意することがあります。
この記事では、行政書士の目線から、留学ビザの取得を目指す皆さんがスムーズに夢をかなえるために、特に気をつけた方がいいことを説明します。
申請準備で気をつけたいこと
留学ビザの申し込みは、よく注意して準備を進めることが、うまくいくための鍵になります。
1.正確な情報を心がける
申し込みの書類に書くことや、出す書類の内容は、すべて本当のことを、正確に書かなければなりません。うそのことを書いたり、正確でない情報を書いたりした場合、ビザがもらえないだけでなく、その後、日本へ入ることができなくなる可能性もあります。
2.お金の準備をしっかりと証明する
留学中の学費や生活費を、十分に払えるお金の準備があることを証明する必要があります。預金残高証明書などのお金の書類は、期間や名義、金額など、入国管理局の決まりをよく確かめましょう。また、そのお金がどこから来たのかを、きちんと説明できるように準備しておくことも大切です。
3.留学の目的をはっきりさせる
なぜ日本で、何を学びたいのかという留学の目的をはっきりさせて、それを書いたものでしっかりと伝えることが大切です。ただ日本に興味があるとか、就職したいというだけでなく、具体的な勉強の計画や、将来の考えを示すようにしましょう。
4.学校選びは慎重に
留学ビザをもらえるのは、入国管理局が認めた教育機関だけです。よくわからない学校や、留学ビザを出したことが少ない学校を選ぶと、ビザの申し込みが難しくなることがあります。学校のホームページで授業内容・カリキュラム、進学と就職の実績や評判などをよく調べて、信頼できる教育機関を選びましょう。
5.必要な書類は早めに準備する
留学ビザの申し込みに必要な書類はたくさんあり、準備に時間がかかるものもあります。入学許可書を待つだけでなく、一緒に準備できる書類は早めに集めるようにしましょう。特に、自分の国から送ってもらう書類は、郵送に時間がかかる場合があるので注意が必要です。
6.申し込みの期間を守る
それぞれの教育機関や入国管理局が決めた申し込みの期間を必ず守りましょう。遅れて申し込んだ場合、入学の時期に間に合わなかったり、ビザが遅れてもらえなかったりする可能性があります。
日本での生活で気をつけたいこと
無事に留学ビザをもらって、日本での生活が始まった後も、いくつか注意することがあります。
1.ビザの決まりを理解する
留学ビザには、いられる期間や、してもいい活動の範囲などの決まりがあります。これらの決まりをしっかりと理解して、違反することのないように注意しましょう。例えば、アルバイトをする場合は、事前に資格外活動許可をもらう必要があります。これにより1週について28時間以内のいわゆるアルバイト的な活動が可能になります。また、学校が夏季休暇などの長期休暇中は、1日8時間までの就労が可能となります。
2.在留カードをいつも持っている
在留カードは、日本にきちんといることを証明する大切なものです。いつも持っていて、警察官などに「見せてください」と言われた場合は、すぐに見せられるようにしておきましょう。
3.住所が変わったらすぐに届ける
引っ越しなどで住所が変わったら、14日以内に住んでいる市区町村の役所に届け出る義務があります。届け出を忘れると、ビザの更新などに影響が出ることがあります。
4.日本のルールを守り、日本の社会にとけこむ努力をする
日本の法律や社会のルール、マナーを守り、地域の人たちとの交流を積極的に試みるなど、日本の社会にとけこむ努力をしましょう。
5.言葉の壁に積極的にチャレンジする
日本語の力を伸ばすことは、日本での生活をより楽しくし、いろいろなチャンスを広げます。積極的に日本語を学び、日本人と話すことを頑張ってみましょう。
6. 困ったときは助けを求める
日本での生活で困ったことや、法律についてのわからないことがあった場合は、学校の留学生センターや国際交流協会、自分の国の領事館、または行政書士などの専門家に遠慮なく相談しましょう。
まとめ
留学ビザの取得は、夢への最初の一歩です。よく注意して準備を行い、日本での生活でもルールを守り、積極的に学ぶ気持ちを持つことが、充実した留学生活を送るための鍵となります。もし、ビザの申し込みや日本での生活で心配なことやわからないことがあれば、遠慮なく行政書士にご相談ください。あなたの夢がかなうように、法律の面からサポートさせていただきます。