①相談種別:ビザ
②申請種別:更新
③状況概要:フランス国籍のアントワン(35歳)です。日本で貿易会社を経営しており、経営管理ビザを保有しています。事業を始めて3年になりますが、なかなか業績が伸びず、赤字が続いています。会社の資金繰りも厳しい状況です。
④質問: このまま会社の業績が悪いと、経営管理ビザの更新ができないのでしょうか?もし更新が許可されなかった場合、日本に引き続き滞在するための救済措置などはありますか?
アントワンさん、ご相談いただきありがとうございます。会社経営の厳しい状況、お察しいたします。経営管理ビザの更新と、業績不振の場合の対応について、詳しくご説明させていただきます。
結論から申し上げますと、会社の業績が悪い(赤字が続いているなど)場合、更新されない可能性は十分にあります。
経営管理ビザは、外国籍の方が日本で事業を「経営」または「管理」し、その事業活動が日本経済に貢献することを目的としています。そのため、事業が継続・安定していることが、更新許可の最も重要な要件となります。
入国管理局は、更新申請の際に提出される以下の書類を厳しく審査し、事業の継続性を判断します。
赤字が続いている場合でも、その原因と具体的な改善策を説得力のある事業計画書や理由書で詳細に説明できれば、更新が許可される可能性はゼロではありません。しかし、単に業績が悪いだけでは、「事業の継続が困難」と判断され、不許可となるリスクは高まります。
万が一、経営管理ビザの更新が不許可になった場合でも、すぐに日本を出国しなければならないわけではありません。以下の選択肢が考えられます。
アントワンさん、現在の会社の業績が芳しくないとのことですが、まずは諦めずに更新に向けて準備を進めることが重要です。
事業の継続性や安定性は、経営管理ビザの根幹をなす要件です。更新申請の際は、業績の悪化を隠すのではなく、その原因と具体的な改善策を明確に説明することが重要です。
ご不安な場合は、私たち行政書士のような入管手続きの専門家にご相談ください。日本でのビジネスが成功するよう、全力でサポートさせていただきます。